「もっともっと知りたい」カンボジア・スタディツアー高校生レポート:大隅菜摘子5

2014/04/11大隅菜摘子

バスに揺られて4時間ほど経ったころシェムリアップに到着!プノンペンよりも観光客の人が多く、観光都市、そんな感じがした。

午後は自由行動だったのでシェムリアップ郊外にある稼働中のゴミ山へ。

ゴミ山からは嗅いだ事のない何とも言えないにおいがした。

新しいゴミ収集車が来るとそこへ群がる人たち。子どもも働いていた。女の子と女に人にインタビューしてみた。

―名前はなんですか?
プレームよ。
―おいくつですか?
27歳!
―家族は何人ですか?
子どもが3人いるわ。
―ゴミ収集車は1日に何台くらい着ますか?
2~30台かな~。
―子どもは学校に行っていますか?
ええ!午前中学校に行っていて午後は一緒に仕事をするの。
―一緒に写真とってもいい?
もちろん!!

どの女性も小柄だった(私が大柄なだけかもしれないが…)

次は女の子にインタビュー!

―お名前は?
スレイ・ニア。
―何歳?
12歳!
―学校には行ってる?
はい。午前中に行って午後はこの仕事を手伝ってるの。
―勉強好き?
大好き!

この子は英語が話せた。後で聞いた話によると、シェムリアップは観光業が盛んで観光客が多いから英語が必要で英語が話せる子が多いらしい。

子どもたちの中で話していても全く笑わない女の子が1人いた。じーっと私の事を見て警戒しているようだった。どこか遠いところをずっと見ていた。私もなんだかその子には話しかけられなかった。今でも心残りだ。

8日目

この日は待ちに待った世界遺産!アンコールワットへGO!!!バイヨン・インフォメーションセンターでアンコールワットの歴史を学び、各国が修復に来ていると知った。もちろん日本の団体も修復に来ていて30を超えるチームがアンコール遺跡群の修復に来ているそうだ。バイヨン・インフォメーションセンターの吉川さんに案内していただいてアンコールトム、アンコールワットを見学してきました!

吉川さんは主にカンボジアの子供たちに遺跡の歴史を教える教育支援をしているそうだ。アンコールワット遺跡群の裏側にアンコールクラウ村と言う村がある。カンボジアのもともとの文化が外国から入ってきた文化によって変わりつつあるそうだ。「遺跡の修復をするのは村の生活を良くするのと一緒」その通りだと思う。昔はアンコールワット周辺に60万人もの人が住んでいたという。今は3分の1の20万人程度の人が住んでいるそうだ。

ではでは!!アンコールトムへGO!

行った日がちょうど月曜日だったので修復工事をやっているところが見ることが出来た。こうして1つづつ修復していく。外国から来たチームがやっているのかと思ったらカンボジアの人がやっていた。カンボジア人の手で、カンボジアの遺跡を復興して行く。これが大切だそうだ。確かに自分たちの手で自分たちの国の遺跡群を修復して行くことは誇れることだし、自信にもつながると思った。

壁画1つ1つに物語があるそうでいくら見ていても飽きなかった。石はぴったりと積み重なっていて何百年も前の人が作っただなんて信じられなかった。壁画も石に彫られていて、精密で丁寧でどれだけの人がどれだけの時間かけてこの遺跡群を作り上げていったのか、歴史を感じた。壁画には当時の人の情報が詰まっている。アンコールトムは戦いに勝ったしるしに建てられ、その200年後にアンコール朝は滅びたといわれている。

バイヨン(アンコールトムのあるお寺)には顔が173面ある。顔があればジャヤヴァルマン7世時代に建てられたものだそうだ。バイヨンは40~45万の石が積まれ建てられたお寺だ。45万と聞いても多いのに6万個ほど寺院から落ちた石があるという。建物の高さは42mもあるそうだ。本当に大きい。外回廊は生活、戦争の様子。内回廊は王の様子が描かれていた。外回廊のほうが保存の状態がいいそうだ。

色々なところを見て、つ!い!に!!!来ました!アンコールトムの巨大な顔!!!本当に大きかった。
人と比較するとこうなります。私たちの体の半分くらいありました。

少し自由時間がもらえたので見て回っていると修復中のところがあった。こうして遺跡修復しているところをみると、それだけこの遺跡群が大切にされているんだと実感した。

次はアンコールワットへ!!アンコールワットは祈りをささげる場所。ヒンドゥー教の救いの神「ヴィシヌ」創造神、世界を維持する神「ブラフマー」破壊と再生の神「シヴァ」王と神は一体と考えられていて全てはヴィシヌ神の為にあり、お寺も神のために建てられたものだという。

私は吉川さんの解説の中で好きになった壁画が2つある。ひとつは「ラーマーナヤ物語」という物語でインドの物語だ。姫が誘拐されたのを助ける物語だ。この時代にもこんな話があったのか~と思うとすごくロマンを感じた。

もう一つは「乳かい攪拌」だ。この話は原始の海で神と魔族が蛇をゴリゴリゴリゴリ引っ張り合うとありとあらゆる財宝が出てきて最後に出てくる不老不死の薬をめぐる話だ。すごく面白い話でもっともっと知りたいと思った。

アンコールワットのてっぺんへ!ものすごい観光客でこんなに人が登ったらお寺が崩れてしまうんじゃないかってほど人が並んで登って行っていた。

アンコールワットは人々が祈りをささげる神聖な場なのに観光客がワイワイとこんなにいていいのかなと思った。上にあがると観光客の落書きがあったり、仏像に口紅を塗っていたり、すごく悲しい気持ちになった。もっとお寺、そこに住んでいる人、古代の王、作った人に対してRespectの気持ちを持てるようになればいいのに、と思った。

この女神たちのおでこと口に口紅が塗られていた。
今も昔も変わらぬ姿でたたずんでいるアンコールワット。

9日目

この日の午前中は自由行動!女子5人でスパに行ってきました~!癒された~~^^♪

午後は児童買春撲滅に取り組む日本のNPO法人、かものはしプロジェクトのファクトリーを訪問させていただいた。このNPOは人身取引にあった子を保護するシェルターを運営するのではなく人身取引を防ぐためにカンボジアの特産である井草を使った製品を最貧困層の人たちを雇って作り、人身取引を防ぐ、という活動をしている。私が今回のスタディーツアーの中で一番興味を持っていたところだ。

カンボジアは80%が農家で収入も年に1回しかない。安定した収入がないため、貧困からなかなか抜け出せない。しかも警察が売春宿とつながっていることが多く摘発が難しい。かものはしプロジェクトは「子どもを売らせない。買わせない」「被害にあう女の子を未然に防ぐ」という目標のもと活動している。

ここで働いているのは15~25歳の子がメインで中にはシングルマザーの女の子もいる。朝7時~夕方5時までの仕事で、一人ひとりにロッカー、自転車を与えたりしてモチベーションを上げている。ライフスキルも上げていくために識字教室、算数、週に2回の栄養指導、農業のトレーニングも行っている。意見BOXもありファクトリーがよくなるようにしている。途中でやめてしまう子もいるため人身売買の危険性を教えてもいるそうだ。

私は3人の女の子と仲良くなれた。ハムジボーンちゃん19歳、サラちゃん17歳、ソクサーンちゃん21歳。

本を使って色々な事を話した。話していると働いているといってもやっぱり年頃の女の子だからガールズトークに華がさきました^^彼氏はいるの?とか好きな俳優の話、あの人がかっこいいとか…

サラが「私の家は両親、弟が2人、お祖母ちゃんと私の6人家族なの!あなたの家族は?」こう聞かれて「私の家族はお母さん、妹、私の3人だよ」こう答えるとハムジボーンが「お父さんがいないの?私も両親がいないの」といって3人が私の事をハグしてくれた。○○と違う、ではなくて○○が同じ。なんだかすごく温かかった。

サラの家庭訪問にお邪魔することが出来た。彼女はかものはしで2年間働くのは2年目でかものはしに来る前は勉強していたそうだ。(中学2年まで)かものはしは彼女にとって初めての仕事でやりがいをすごく感じていて全部の仕事が楽しいそうだ。他の女の子たちと一緒に話しながら働けるのがすごく楽しいと言っていた。両親は他の市で農業の出稼ぎに行っていて3カ月に1度くらいしか帰ってこないそうだ。

働こうと思った理由は友達からの紹介で。経験も積めるし、仕事ももらえるからかものはしはとてもいい場所。

自分も将来女の子たちの笑顔を増やせるような仕事がしたいと思った。かものはしみたいな場所をどんどん増やして売春、人身取引をなくしたいと思った。

その日の夜ごはんは「さよならディナー」BBQで満腹になりました^v^

大隅菜摘子

東京都立千早高校1年生(参加当時)。2014年春カンボジア・スタディツアーに高校生チャレンジ枠として参加。

Cue Words

Powered by Wikipedia.

大隅菜摘子カンボジアレポート

comments powered by Disqus

Next Quest