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スタディオアフタモードを巡るキーワード辞典

アフタモード【AFTERMODE】
新様。新しい型。守破離の離。歴史や伝統の導線を意識した上での新しさを求めるという志。もともとはアフターモードだったが、安藤の「冗長だ」という意見により「ー」をとることに。
アナキズム【アナキズム】
最大限に「個」を尊重しつつ、自由意志での共闘による社会を目指し、あらゆる「権力」に対抗する。その思想は全ての色を内包する「黒」で表される。
アルカディアごう【アルカディア号】
松本零士『宇宙海賊キャプテンハーロック』に出てくる宇宙船。ヤハギがスタディオアフタモードとは何かを説明するときに良く例えに使う。アナキズムに根ざした自由意志での共闘という姿勢は、夢とロマンと可能性に溢れている。
アルスコンビナトリア【ArsCombinatoria】
13世紀スペインはマジョルカ島出身の哲学者ライモンドゥス・ルルスを源流とする結合術。全ては編集的であり、この世界は組み合わせ出てきているという哲学。
アルスコンビネーター【ArsCombinator】
ヤハギが松岡正剛師より授与された肩書き。アルスはアートの語源であり、元々は方法・術という意味。日本語訳は結合術師。全ての編集者はアルスコンビネーターであるべきだ。
アンダンテ【ANDANTE】
「歩くような速さ」を表す音楽用語。安田の写真は被写体の人々と同じ場、同じ時間を共有することを前提に撮影されていることから、写真集の名前に採用した。
イシスへんしゅうがっこう【ISIS編集学校】
ヤハギの師である松岡正剛が校長を務める編集術の学校。この宇宙で起こっている全ては編集である。ヤハギが師範代を務めた「道侠オルガン教室」に笠原が所属していた。

かぜ【風】
一定の志向性を持ちつつ、吹き抜けては消える動詞としてしか存在し得ないもの。風のように生きることは、切なくも力強く、ロックである。
かぜにふかれて【風に吹かれて】
ボブ・ディランの名曲。風に吹かれて、いつの間にか自分も風になる。いや、もともと僕らは風だったのかも知れない。
カルチュラルドロウワー【Cultural Drawer】
笠原の肩書き。時空を越えてヴィジョンを編集するという発想は、水墨画に通じるものがある。日本語訳は編画子。
くらげ【海月・水母】
刺胞動物門に属し浮遊生活をする体がゼラチン質の動物。安田は浮遊生活をする物を追う傾向がある。本人いわく「前世が猫だったからだ」。
げんしょうがく【現象学】
フッサールに始まる「主観」による思考の立脚点。「客観」など現実には存在せず、「客観」だとしているのもまた「主観」による、という哲学。だいたい客観なんて言うのは無責任である。

シュールパシフィズム【surpacifism】
ヤハギの造語であり、提唱する価値観。平和的願望を喚起するような表現こそが価値がある、という基準。アリストテレスの芸術観に近い。ヤハギに始めて会った佐藤が最初に食いついた言葉。
スタディオ【studio】
スタディのもつ「学」という意味を消さないための表記。そこにいる全ての人にとって「学習空間」としての機能を持つ「場」を作りたいという願いが込められている。ヤハギと安藤が塾講師としての顔を持っていることと大いに関係している。

どうきょう【道侠】
ヤハギが2008年イシス編集学校にて「典離」を受賞した際に松岡正剛師から授かった号。編集学校での教室名や、俳号として使用している。侠に生きることは、アナキズムでもある。
とまと【トマト】
安田はトマトが嫌い。嫌いなくせに酔っぱらうとトマトの絵を描く。

フィールドエディター【Field Editor】
佐藤がアフタモードに所属するに当たってヤハギと考えた「肩書き」。肩書きには何をするかだけでなく、志や夢が表現されているべきだ。
ブリコラージュ【Bricolage】
手元にある物だけを使って、今どうしても必要な物を作り出す手法。レヴィ=ストロースは『野生の思考』においてこれを「科学を知らない人たちの科学」と説明した。フィールドエディターの真価が問われる結合術である。

モノクローム【Monochrome】
視覚の骨組み。決して黒白の二項対立ではなく、深遠なるグラデーションの世界観。写真を思考のツールとして使うためには、モノクロームの方が適しているはず。